無線をやろう!
ここでは、オートバイに無線機を取り付け、他車とコミュニケーション
をとる方法を紹介します。その他、これは役立ちそうだな、という電波
なお話をしたいと思います。
目次
A・4級アマチュア無線の免許をとる。
B・無線機の購入と局免の申請
C・外づけアンテナの取り付け
D・ヘルメット
E・その他の配線
F・ラジオを聞く
G・携帯電話を使用する
運用編1…常置場所移転(電監へ直接申請)
運用編2…ケーブルロス対策
A・4級アマチュア無線の免許をとる。
試験は難しいのか?極めて簡単。「完全丸暗記」という本を
使って丸暗記をすればよい。どうしてもわからない部分が
あれば、4級アマチュア無線の詳しい参考書類が本屋にある
ので、どれか1冊買うのもよいだろう。
さて、次に試験の申請だが、4級は月に数回行なわれている
ので受験しやすい。試験は、申請、出願後2カ月後になるので
(9月申請なら、11月)早めに出願用紙を用意する必要が
ある。
・試験の日程については、日本無線協会のホームページへ
願書はの入手先は、大手書店(紀伊国屋など)、無線ショップ
で扱っている。この際、秋葉原などへ足を運んで、願書の入手、
無線機のカタログの入手をしておくとよいかもしれない。
また、試験(4アマ、従事者免許)の申請書だけでなく、開局
申請書(局免)も入手しておくとよい。開局申請書は無線機の
購入の段階で入手しても間に合うが、一通り書類を眺めておく
のも刺激になる。
試験に合格したら、3カ月以内に従事者免許を申請する。
申請が終ったら、免許が届くまでに無線機を購入する。
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B・無線機の購入と局免の申請
従事者免許が届くまでに、無線機を購入しよう。さて、
オートバイ、人間の積載性を考えると、ハンディ機を選ぶべきで
ある。選ぶ際の重要ポイントは、やはり、
になる。市販されているものには
- 144/430MHz
- 50/144/430MHz
- 430/1200MHz
- 144MHz専用
- 430MHz専用
相手(仲間)の機種によってはバンドが合わず、コミュニケーション
がとれない場合があるので、「1」を選ぶのが無難。金銭的に
余裕があれば2を選ぶのも吉。値段は、1の場合、おおむね¥25
000〜¥35000。無線ショップの人によると、この値段は、
売れている台数と、出力(空中線電力)によるらしい。
で、私が購入したのは
ICOM・IC-T7(ss)
というセット。局免の申請書を買っていないひとはここで入手。
#わたしは、無線機買って浮き浮きしてたので局免の申請書
#買い忘れました。(^^;
また、購入時に受信改造されていたので、144/430帯以外の電波は
受信できる。レーダー探知機の電波受信等には役立つかも。あと
受信改造のページを見つけたので参考にどうぞ。改造した結果に
対して私は責任はおいません。メーカ保証も受けられなくなります。
家に帰ったら、局免の申請書を書く。例があるので簡単に書ける。
従事者免許が届くまでの間、免許証番号と申請日は書かない。収入
印紙、振込、切手の入手なども済ませておく。後は従事者免許が
届くのをひたすら待つ、待つ、待つ…
で、来る。(^^;
免許証番号と、申請日を書いて、郵便局へ!そしたら、局免の
通知が来るのをひたすら待てばいいのです。
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C・外づけアンテナの取り付け
局免が届くまでの間(届いたら)、バイクへの取付である。本来
はヘルメット部分から改造したいところだが(外部アンテナは
なくても、イヤホンとマイクがあれば運用はできるので)、金銭
の都合、外見から始めることにした。(無線専用のヘルメットと
マイクセット両方買うと高いしー)
では、具体的な購入部品と取り付け方法を紹介する。
購入した機材は、モービル用アンテナ(0.75m)、NATEC社製の
「オートバイ基台ケーブルセット」(図)
内容物は、
- M-BNCケーブル(2m)
- 取扱説明書
- 取り付けねじ
- タイラップ
- ナンバープレート取り付けステー
- アンテナ取り付けステー
取扱説明書があるのでわかると思うが、取り付け方簡単に記述
しておく。
- ナンバープレートをはずし、長い方のステーと共締めする
- 今取り付けたステーに、アンテナ用ステーを取り付ける。
しっかり取り付けること。(ここまでの図)
- アンテナ用ステーに、M型接栓(ケーブル類)を取り付ける。
- ケーブル類をシートの下にしまう。この際、シートカウルを
外さないとやりにくい場合がある。私は、シートカウルを外し
図の位置からシート下へケーブルを入れた。
- あとは、アンテナを必要な時に取り付ける。(図)
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D・ヘルメット
次節の配線図を含め、わたしは、マイクセットにKTELのHRM-7500MKII
というセットを購入した。(品番・図)
(内容物・図)
左上から、説明書、ステッカー、PTTスイッチ、スピーカー&PTT(オス)
プラグ、スピーカー、ヘルメット取り付け部分、両面マジックテープ、
マイク。
さて、取り付け方法。説明書を読みながらじっくりやっていこう。
なお、マジックテープを取り付ける前には、油分をおとす必要がある。
アルコールなどを使えばいいだろう。
- マイクの裏側に黄色い方のマジックテープをつける。
(マジックテープ図)
- ボリュームホルダーに黄色い方のマジックテープをつける。
ベロの部分のねじを一回外すと取り付けやすい。
(マジックテープ図)
- ヘルメットにマイクを取り付けるためのマジックテープを
つける。マイクをつけた時、口元まで2cmないときは、補助
工具とカッターナイフで穴をあける。
(穴を開けた図)
ただし、穴をあけた時点でヘルメットに対する保証はなく
なるので注意。
- 口元(もしくは開けた穴の部分)に青色のマジックテープをはる。
- マイクユニットのコードの長さ、ボリュームの調整のしやすさを
考え、ボリュームホルダーの取り付け位置を決める。位置を決め
たら、青色のマジックテープをつける。
(位置を決めた図)
- マイクとボリュームホルダーから出ている線を繋げて、ヘルメットの
インナーに詰め込む。
- スピーカーを耳の部分(内装)に埋め込む。違和感がある場合は
スポンジ部分を削るので、内装つきのヘルメットは無線専用の
パッドを用意しておくと良い。
(スピーカを取り付けた図)
#図のプラグの先端部分の内部に、スピーカーを埋め込んである。
- φ3.5mmのミニジャックをボリュームホルダーに取り付ける。
スピーカーから出ている小さい端子は、拡張用のため、この
段階では使用しない。
- これで完成。
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E・その他の配線(PTTなど)
BIG1の場合、PTTスイッチは、ミラーに共付けした。他にも、自作ステーを
使用し、親指の部分に取り付ける方法もある。(ミラーに共付けした図)
タイラップなどで線を固定したら、タンク下を通し、シートの下まで
接続口を持っていく。BIG1の場合、コード長が足りなかったので、この先に
延長コードをつけた。なお、延長部分はKTEL製品でなく、市販のAudio、
Video用で十分である。(シート下まで通した図)
(無線機・簡単な配線図)
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F・ラジオを聞く
単独走行時にはCQを出さないのであれば、無線機はあまり必要ないかも
しれない。ここでは、ラジオを聞く方法を説明する。ラジオを聞くには
2種類の方法がある。(KTELのラジオ<->DIN変換ケーブルを買う手段も
あるが、ここでは省略する)
- ラジオ放送対応の無線機を買う
- ラジオを買う
1の場合、Cで取り付けた外部アンテナが広域帯受信に対応している
必要がある。(アンテナを購入する際、受信周波数の範囲を確認する。)
配線は、通常の無線機の配線と同じでよい。
2の場合、ラジオはイヤホンと本体が別になっているの製品である必要が
ある。巻きとり式のラジオは、自分で改造するなどの措置が必要。電気の
知識がないと危険ですが…
本体とイヤホンが別のラジオについて、方法を説明する。用意する物は
- ケーブル
スピーカー側・φ3.5mmミニジャック(メス)
ラジオ側・ミニジャック(オス)など
イヤーパッドに取り付けたスピーカの3.5mmミニジャック(オス)へ、
用意したケーブルのメスを取り付ける。ケーブルの終端をラジオに取り
付ける。ラジオのコネクタによっては変換器具が必要な場合がある。
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G・携帯電話を使用する
走行中に、携帯電話を使ってコミュニケーションをとる方法を説明します。
この方法では、ラジオ、無線との共存が出来ないのが悩みどころです。
また、事故防止のため、注意をかならず読んで下さい!
用意する物は、
- KTELのマイクセット
(D、Eの手順を参照)
- KTELの携帯電話接続コード(KT-113D)
(図)
発着信スイッチ付き、無しの2種類があるが、ここでは
スイッチ付きのを使用した説明を行う。
- 携帯電話
わたしのは、NTT DoCoMoのD203です。
- 接続
携帯電話に超ミニジャックを、ヘルメットにDINを、
PTTスイッチの終端をピンプラグに接続する。
- 携帯電話の設定(受信)
安全のため、自動着信機能を持つ機種はONにしておく。
(D203の場合、F43・オートチャクシン)自動着信機能
ない機種はPTTでの操作となり、危険が生じるので注意する。
- 携帯電話の設定(発信)
メモリダイアルの特定の番号は、リモート発信用に使う
ことが出来る。通常は1件なので、頻繁に使うと思われる
番号を登録しておくと良い。(D203の場合、メモリNo.299
に電話番号を記憶させる。)この機能のない機種は、電話
本体を操作する必要があり、安全のため走行中の発信は
控えるべきである。
- 使用法
- 着信
自動着信がある機種は、着信音が数回なり、通話可能
となるので用件を話す。PTTスイッチをオンにすると
電話を切ることが出来る。電話を切った後、PTTをオフ
に戻すことを忘れないこと。
自動着信のない機種は、着信音が聞こえたらPTTをオン
にする。通話可能となったらPTTをオフにする。通話
が終ったら、再びPTTをオンにして、電話を切る。
切れたことを確認したら、PTTをオフにする。
「簡単な手順・自動着信の場合」
自動着信 -> 通話開始
(自分から電話を切る場合)-> PTT-ON -> 断線確認 -> PTT-OFF
「簡単な手順・手動着信の場合」
着信音 -> PTT-ON -> 着信 -> PTT-OFF -> 通話開始
(自分から電話を切る場合)-> PTT-ON -> 断線確認 -> PTT-OFF
- 発信
PTTスイッチをオンにする。電波を出す「つっつっ」
という音、もしくは呼び出し音を確認したらPTTを
オフにする。相手が出たら通話開始。
通話が終了したら、PTTをオンにして、電話を切る。
電話が切れたのを確認して、PTTをオフにする。
「簡単な手順・発信」
PTT-ON -> 発信音・呼び出し音確認 -> PTT-OFF ->
相手の着信 -> 通話開始
(自分から電話を切る場合)-> PTT-ON -> 断線確認 -> PTT-OFF
- 注意
携帯電話使用時の追突事故には十分注意して下さい。
特に、発着信時には十分気を付けましょう。また、
通話は出来るだけ簡潔に行うようにして下さい。無線
に関しても同様です。
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- PHSはだいじょうぶなの?
接続コードの端子が合う、自動着信、リモート発信機能がある、
という条件を満たせば大丈夫だと思います…たぶん。(^^;
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運用編1…常置場所移転(電監へ直接申請)
7M4???という関東電監管轄のコールサインを取得していたのだが、
常置場所を田舎(東北)に移転するため、常置場所の申請を行ない
ました。住所の申請や常置場所の申請は、直接電気通信監理局に
おこないます。申請書の提出先は、現在所持している免許状の管轄地
(私の場合、関東電監。移転先の東北ではない)です。
また、2000年1月1日からは、技適機種のみでの申請は直接電監に申請する
ことになります。
申請の際に役立ったのが、JH3PRRの北川勝浩さんが作ったLaTeXの
フォーマットです。このファイルは、漢字コードを除く改変の
ないかぎり再配布可能となっているので、ここにおいておきます。
jh3prr-39j.tar.gz
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運用編2…ケーブルロス対策
オートバイでの無線運用はその構造上、ハンディーでの運用となる。
最近では、5Wもの出力を出せる機種もあるため、金銭を費やせば
効率の良い通信を行うことは可能であろう。また、アンテナは比較的安価なため、
モービルハムにとってアンテナ選択が重要となる。これから示すのは、
単に技術的興味から、同一条件でのケーブルロスの度合について
知るためにに行った作業である。
短いアンテナ、低出力という条件の中でより効率の良い交信を行う
ためには、市販されている細いケーブルのロスは決して見逃せない。
また、モービル用ケーブルは2m以上の物がほとんどであるため、無線機器を
接続した経験のある人なら、無駄に長いと感じたかもしれないだろう。
必要な物
- 低損失ケーブル(3.5D-SUPERが良い。5D以上のケーブルは収納折り曲げが困難)
- BNC-P(購入したケーブルに対応する物を買うこと)
- MJ-L型(購入したケーブルに対応する物を買うこと、50Ω仕様)
- はんだごて
- はさみ、カッターナイフ(ケーブルの皮むき)
手順
- 購入したケーブルを、
出来るだけ短く切る。
- ケーブルの片方にBNC-Pをはんだごてで取り付ける
- ケーブルの片方にMJ-L型をはんだごてで取り付ける
- 導通試験。送受信できるか確認。
- バイクへの取り付け
変化
簡易パワー系で測定(単位はW)
条件は同じなので、ケーブルを1m短くし、ほんの少々太くしただけで
約200mWの出力が稼げることになる。なお、実験に用いた周波数は438.020MHz。
144MHz帯では多少変わるかもしれない。
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